スカルパ ブリック・デュ・ノータ 2017（Nebbiolo d'Alba）｜花の香りと凝縮した果実味が際立つピエモンテのネッビオーロ
hwysgroupHWYS評価⭐️⭐️⭐️⭐️ ネッビオーロらしい花の香りとしっかりした喉越し、開けてすぐ楽しめる2017年の一杯を実飲レビュー。
目次
ワインの基本情報
- ワイン名：スカルパ ブリック デュ ノータ 2017（Bric du Nota / Scarpa Bric du Nota Nebbiolo d'Alba 2017）
- 酒類：赤ワイン
- 原産国：イタリア
- 原産地域：ピエモンテ（Nebbiolo d'Alba）
- ぶどう品種：ネッビオーロ
- 生産者：スカルパ（Scarpa）
- アルコール度数：13.5%
シャトー（生産者）の特徴と背景
歴史・位置づけ
生産者はスカルパ（Scarpa）。ピエモンテ地域を拠点にネッビオーロを含む地場品種の生産を行う造り手として紹介されています（公開情報に基づく）。
テロワール（簡潔）
ネッビオーロはピエモンテ特有の土壌と気候で伸びやかな香りを表現しやすい品種です。本ワインはNebbiolo d'Alba 表記で産地特性を反映しています。
醸造設備・造りの傾向
個別の醸造設備や熟成手法の公開情報は限定的なため、ここでは公開済みの事実のみを記載しています。
テイスティングファクト（一般情報）
- ネッビオーロは花香（バラなど）やタール、チェリーの要素を示すことが多い。
- Nebbiolo d'Albaは比較的早飲み可能なスタイルのものが多く、タンニンと酸のバランスが特徴となる。
- アルコール13.5%は過度に重くならず、品種の繊細な香りを保つ範囲。
僕が実際に飲んだ感想
香り
コルクに甘さがあり、グラスに注ぐとすっと酸を想起させる爽やかな印象。花のような香りがふわっと立ち、ピンクや薄黄色の花園を思わせる繊細さがあります。香りは強く残らず、ふわりと消える印象です。
色
濃いルビーのような色合いで、見た目から凝縮感を感じさせます。グラスの表情は比較的クリアで、視覚的にも飲みやすさを提示します。
味わい
喉越しがしっかりしており、果実を飲み込むような凝縮感があります。タンニンの存在感は感じられるものの、洗い流すようなスッキリ感もあり、重苦しくならずに味が引き締まります。全体として「味で勝負する」タイプで、開けてすぐに楽しめる完成度です。
温度変化での違い
提供時の印象では、適温で花の香りは繊細に立ち、冷やしすぎると香りが閉じる可能性があります。常温寄りの適温で香りと味のバランスが良くなります。
熟成による印象の変化
2017年ヴィンテージは既にある程度の安定感があり、瓶内の落ち着きが見られます。さらなる熟成で香りの広がりやタンニンの丸みが増す可能性があります。
どんな景色が見えたか
ふわりと香る花々が咲く静かな庭。視覚的には花畑の間をそっと歩くような、繊細で落ち着いた風景が浮かびました。
総評・どんな人におすすめか
ネッビオーロらしい花の香りとしっかりした喉越し、凝縮した味わいを手軽に楽しみたい方に最適です。開けてすぐに楽しめる柔らかさがありつつ、味で語る一本を好む方に特におすすめします。
まとめ（次の行動）
1本手に入れて、まずはゆっくり香りと喉越しを確かめてください。開けた瞬間の「良い香り」と、飲み込んだ後の凝縮感が、このヴィンテージの魅力です。
＼ 最新情報をチェック ／
