クネ クリアンサ 赤ワイン|リオハ・アルタが生む覚醒感あるエレガンス

HWYS評価⭐️⭐️⭐️⭐️ スペイン・リオハを代表する名門C.V.N.E.。香りのパワーと酸の躍動が印象的なクリアンサ。

香りで心を掴み、味わいで目を覚まさせる一本。

(目次)

ワインの基本情報

  • ワイン名:クネ クリアンサ(Cune Crianza)
  • タイプ:赤ワイン
  • 原産国:スペイン
  • 原産地域:リオハ・アルタ
  • ぶどう品種:テンプラニーリョ85%、ガルナッチャ10%、マスエロ5%
  • 生産者:C.V.N.E.(クネ)
  • アルコール度数:13.5%

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生産者の特徴と背景

C.V.N.E.(Compañía Vinícola del Norte de España)は1879年創業のリオハを代表する名門ワイナリーです。拠点を置くリオハ・アルタは標高が高く、昼夜の寒暖差が大きいことから、酸と香りを備えたエレガントなワインが生まれる地域として知られています。クネは伝統的なスタイルを守りながらも安定した品質で世界的評価を確立してきました。

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テイスティングファクト(一般情報)

  • リオハの「クリアンサ」は規定の熟成期間を満たした、果実味と熟成感のバランス型。
  • テンプラニーリョ主体で、酸とタンニンの調和が取りやすい。
  • リオハ・アルタ産は比較的フレッシュさとエレガンスが出やすい傾向。

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僕が実際に飲んだ感想

香り

コルクからすでに良い香りが立ち上がります。若々しさを感じさせつつも、しっかりとパンチのある香り。とても香り高く、コクのあるアロマが広がります。その反面、やや不安定さを感じる瞬間もあり、少し時間を置くことで香りが落ち着いてくる印象です。それでも、とてつもない香りのパワーがあり、思わず早く飲みたくなります。

色合いは濃い紫寄りで、赤みも感じる美しいトーン。グラスの中で存在感があり、若さと力強さを視覚的にも伝えてきます。

味わい

口に含んだ瞬間、舌に大きく広がる冷たさとぶどうの凝縮感。酸味がやや強く、酸っぱい木の実や花の蜜を思わせます。鼻に抜ける余韻が次の世界へと案内してくれ、思わず「おいしい」と声が出る。酸味とタンニンのバランスが、このワインをより刺激的にしています。

温度変化での違い

注いでから少し時間を置くことで、香りの違和感が和らぎ、飲み頃に近づく印象。温度が上がるにつれて、果実の丸みが前に出てきます。

熟成による印象

現時点では若々しいエネルギーが前面に出ていますが、時間とともに酸とタンニンがより溶け込み、落ち着いた表情を見せそうです。

見えた景色

美しくエレガントな紫の花畑。アネモネやトルコキキョウのような、しっとりとした温室の空気感が浮かびます。飲むと眠くなるのではなく、目が覚めてやる気が湧いてくる──そんな覚醒感のある景色です。

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総評・どんな人におすすめか

香りのパワーと酸の躍動を楽しみたい方におすすめ。食中だけでなく、気持ちを切り替えたいタイミングにも向く一本です。クラシックなリオハに刺激を求める人に響くでしょう。

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まとめ(次の行動)

抜栓後の変化を楽しみながら、香りと覚醒感を体験してみてください。クネ クリアンサは、飲む時間そのものを前向きにしてくれるワインです。

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