オノロ・ベラ 2021|旨みが爆発するガルナッチャ、DOカラタユドの荒々しき傑作
HWYS評価⭐️⭐️⭐️⭐️ 凝縮した果実味と圧倒的な旨みの広がり。力強さと安定感を併せ持つ、記憶に残るスペイン赤。

一口で主役を奪う。静寂を破る、旨みのビッグバン。
(目次)
ワイン基本情報
- ワイン名(日本語):オノロ・ベラ 2021
- ワイン名(原語):Honoro Vera
- 酒類:赤ワイン
- 原産国:スペイン
- 生産地域:DOカラタユド
- 生産者:Bodegas Ateca(ボデガス・アテカ)
- 葡萄品種:グルナッシュ(ガルナッチャ)100%
- アルコール度数:14.5%
生産者の特徴と背景
ボデガス・アテカは、スペイン北東部アラゴン州に位置するDOカラタユドで評価を高めてきたワイナリーです。古樹のガルナッチャに注目し、低収量・高凝縮のブドウから力強くも純度の高いワインを生み出しています。
DOカラタユドは標高700〜1,000mに及ぶ畑を多く持ち、大陸性気候の影響で昼夜の寒暖差が非常に大きい地域です。石が多く痩せた土壌はブドウの根を深く張らせ、結果として果実味と酸、ミネラル感を兼ね備えたガルナッチャが育ちます。
オノロ・ベラは、こうした土地の力強さをストレートに表現することを目的としたシリーズで、樽使いを抑えながらも果実の凝縮感を最大限に引き出すスタイルが特徴です。
テイスティングファクト
オノロ・ベラは、熟した黒系果実のアロマと高い凝縮感を持つガルナッチャとして知られています。一般的な評価では、ジャムのような果実味、豊かなアルコール感、しっかりとしたボディが特徴とされています。
一方で、過度な甘さに寄らず、標高の高い畑由来の酸が全体を引き締める点が評価され、世界市場では「価格以上の満足度を得られるスペイン赤」として安定したポジションを確立しています。

僕が実際に飲んだ感想
香り
コルクからすでに芳醇な香り。ジャムのような濃厚さが、染み込んだ部分だけでも容易に感じ取れます。グラスから立ち上がる香りは重みがあり、どっしりとしています。葡萄感がもの凄く凝縮していることを、香りだけで理解させられます。
色
暗く、重みのある色調。スワリング後のグラスの縁はあまり垂れず、粘度の高さを視覚的にも感じさせます。
味わい
口に含み、少し置いてから飲み込むと、ブワッー!!!!!!!っと口腔内に旨みと凝縮感が一気に広がります。口の中がギュッとなり、唾液が洗われるような感覚。脱水症状になるかのように持っていかれ、「僕以外の事を考えるなよ!」と言われているようです。
温度変化での違い
時間が経つにつれ、グラスの中に香りが溜まり、舌触りも徐々に丸みを帯びてきます。
熟成による印象
美しさよりも荒々しさが前に出るワイン。獣までは行きませんが、荒ぶった人を思わせる印象です。それでいて、時間とともに角が取れていく変化も感じられます。
見えた景色
ドスン!という存在感は最後まで揺るがず、座布団に和服を着た侍がこちらを見ているような、どっしりと安定した雰囲気。まさに、旨みのビッグバンです。
総評・おすすめタイプ
果実味重視で、インパクトのある赤ワインを求める人に最適。静かに楽しむというより、真正面から向き合いたい一本です。
まとめ
今日はワインに主導権を握られたい。そんな夜に、オノロ・ベラを選んでみてください。


